静岡県内で発見!特定外来生物のマダラサソリ!

マダラサソリ.Isometrus maculatus .加藤英明.jpg
(静岡県清水区で捕獲された個体)

2018年8月8日に、静岡県の清水港周辺で、特定外来生物に指定されているキョクトウサソリ科の一種であるマダラサソリが発見されました。発見された個体は成体のメスで、体内には幼生の姿が20個体ほど確認されました。早期の発見と対応が、野外繁殖を防ぐことに繋がりました。

マダラサソリ.Isometrus maculatus.3.加藤英明.jpg
(体内に幼生の姿が確認できます)

マダラサソリは、全長6cmほどの小型のキョクトウサソリの仲間で、国内では石垣島や西表島などに生息します。本種は生後半年で性成熟に達し、メスの妊娠期間は2か月ほど。メス1匹が紛れ込んでも繁殖する可能性があります。耐寒温度は低く、生息地は6℃程度の低温まで下がるため、静岡県でも屋内であれば越冬する可能性があります。

マダラサソリ.Isometrus maculatus.2.加藤英明.jpg
(体に触れると尾のよう後腹部を反らせて先端の毒針を刺します)

本種に刺されると強い痛みが続き、体質によってその程度は異なります。

サソリの仲間を見つけた場合は素手で触らないようにし、行政に知らせしましょう!


<静岡市ホームページ:マダラサソリが清水区で発見>
http://www.shizutan.jp/news/2018/08/post-129.html
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最後の1匹まで取り除く!みんなでカメ類調査

身近な池や川にどのような生物が暮らしているのか…
実際に調べると、外来生物が数多く生息していることがわかります。

野外に入り込むと爆発的に増え、さらに捕獲が困難な生物が、北アメリカ原産のアカミミガメ。
中学生たちが、罠で捕獲に挑みました!

アカミミガメ防除.学校教育1.加藤英明.jpg

軽量で安価な市販のカニ網を使って捕獲。
※罠の使用には特別採捕許可が必要です。許可なく罠を水に沈めたり引き上げたりすることはできません。

アカミミガメ防除.学校教育2.加藤英明.jpg

餌には匂いの強い魚を使用。罠が沈まないように、ペットボトルを浮きにします。
※罠に入ったアカミミガメは“占有状態”であり、溺死させることは動物愛護管理法に抵触します。動物愛護管理法は、占有された爬虫類、鳥類、哺乳類を対象とします。ただし、野外の鳥獣は鳥獣保護法により許可なく捕獲することはできません。

アカミミガメ防除.学校教育3.加藤英明.jpg

罠を仕掛けに!
※事前に管理者に許可を頂きましょう。

アカミミガメ防除.学校教育4.加藤英明.jpg

罠を設置する時は、誰の所有物であるかわかるように標識をつけます。罠はひもで結びましょう。
※標識のない罠は密猟と判断されます。

アカミミガメ防除.学校教育6.加藤英明.jpg

3時間後、確認すると…カメたちが捕獲されていました!
外来生物は静岡大学へ!教育研究に用いられます。


学校教育において、身近な自然環境を定期的に調べることは、外来生物の防除に繋がります。漁具や罠を使用することで、様々なルールを知ることも大切です。


最後の1匹まで捕獲する!さらに新たな侵入を防ぐ!
外来生物を野外から取り除くには、継続した防除活動が必要です。

外来生物の問題は、地域みんなで解決しましょう!



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鉄腕ダッシュ!ウチダザリガニ、加藤英明2018年9月9日放送

ウチダザリガニ.Pacifastacus leniusculus trowbridgii. 加藤英明.静岡大学.jpg

北海道の豊かな自然の中に入り込んだのは、外来種のウチダザリガニ。水草や水生昆虫など様々な生き物を捕食し、日本の固有種であるニホンザリガニが影響を受けています。このままではニホンザリガニが消えてしまうことも!ウチダザリガニの分布拡大を食い止めるため、野外から取り除く必要があります。

ウチダザリガニは、臭いに敏感。餌の匂いを嗅ぎつけると、巣穴から出て餌を探します。
そんな生態を利用し、ウチダザリガニを一網打尽に!
※本種は2006年に特定外来生物に指定され、生きた状態での運搬・飼育等が禁止されています。

何でもよく食べるウチダザリガニは、日本の生態系を破壊しつつあります。海外ではヨーロッパの野外に侵入し、本種が持ち込んだザリガニペストと呼ばれる病原菌に感染した在来種のヨーロッパザリガニが死滅する地域も。ザリガニペストがニホンザリガニに感染した場合100%死亡するとされ、ウチダザリガニの侵入後にニホンザリガニが姿を消した場所では、その感染の疑いもあります。

そんな厄介な外来生物の捕獲に挑む!

ウチダザリガニ.Pacifastacus leniusculus trowbridgii.2.加藤英明.静岡大学.jpg

本種は嗅覚に優れ、50m範囲の匂いを嗅ぎつけることも!餌の匂いにつられて巣穴から出てきます。

ウチダザリガニ.Pacifastacus leniusculus trowbridgii.3.加藤英明.静岡大学.jpg

捕獲されたウチダザリガニは、一流のシェフによっておいしい料理に仕上げられました。
※ザリガニ類は寄生虫の中間宿主となるため、しっかりと管理されていない個体の調理は要注意。
アメリカザリガニも同様で、保有する寄生虫が人の体内に侵入する恐れがあります。
また、罠の使用には北海道内水面漁業調整規則に基づく採捕の許可が必要です。



<ウチダザリガニ>
・特定外来生物
・日本の侵略的ワースト100
・世界の侵略的ワースト100
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