鉄腕ダッシュ!クサウオ、加藤英明2020年2月23日放送

クサウオLiparis tanakai.加藤英明1.jpg

クサウオは、北海道南部から朝鮮半島周辺まで広く分布し、水深120mまでの砂泥底質の環境に好んで生息します。普段は深い海の底で静かに暮らしているのですが、繁殖期になると、産卵のために水深10mほどの浅瀬に移動します。

本種は冬期の生殖回遊であり、沿岸部には水温が下がる2月頃に現れます。冷水系の魚なので、水温が高いと浅瀬に移動しないのでしょう。水温12℃以下が適温のようです。
クサウオの泳ぎはゆっくりで、海底を這うように移動します。食べ物は、エビ・カニ類、ヒラメなどの底生生物。大きな口で狙った獲物を丸呑みにします。

そんなクサウオたちが、漁師さんたちの網に引掛かかることがしばしば。生命力が強いので、網に絡まっても簡単には死にません。

クサウオたちは網から逃げようともがきます。すると、網がさらに体に絡まって団子状に…。
漁師さんはクサウオを外すために網を切り、時間をかけて網を修復しなければなりません。

クサウオの名の由来は「臭い魚」ではなく、石川県加賀地方で「つまらない魚」を意味します。臭みはないのですが、柔らかすぎる肉質が調理を困難とするようで、漁師さんたちが好んで食べることはないようです。そして、市場においても利用価値が低いとされ、せっかく網にかかったクサウオが高値で取引されることはありません。
残念ながら、クサウオたちは漁師さんたちにとって厄介な魚として扱われています。
一晩で何十匹もクサウオが網に絡まることもあるので、なおさらです。
さらにヒラメやタイ、エビなどの稚魚を食べてしまうので...
これらを狙って網を仕掛ける漁師さんたちにとって、やはり厄介な存在。

これではクサウオも漁師さんも可愛そう。
せめておいしく食べることができれば、命は無駄にならないでしょう。


そんな厄介者とされているクサウオを捕まえる!
捕獲されたクサウオは、一流のシェフによっておいしい料理に仕上げられました!
(鉄腕ダッシュ!海底のエイリアン、2020年2月23日放送)



クサウオLiparis tanakai.加藤英明2.jpg
<クサウオ Liparis tanakai (Gilbert and Burke, 1912)>
全長50cmほど。オスはメスより一回り大きい。オスは縄張りを形成し卵を守る。
クサウオの仲間は寒冷な海や深海に生息し、世界に300種類以上が確認されている。

クサウオLiparis tanakai.加藤英明3.jpg

クサウオのお腹の吸盤。両側の腹鰭が互いに癒合したもの。岩に体を固定して玄界灘の荒波にも耐える!



まだまだ謎に満ちたクサウオたち。
今後、各地で大切に扱われることを期待します!




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