静岡市、麻機遊水地で池の水抜き調査!第5回!2017年12月6日

12月6日に麻機遊水地第3工区で池の水抜き調査を実施!

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第5回目は、第3工区北側の小さな池。過去に一度も抜いたことのない池の様子は…

なんと、捕獲した生物823個体のうち、外来種が559個体!3分の2を占めていました。
中国大陸原産のカムルチーやタイリクバラタナゴ、北アメリカ原産のカダヤシやアメリカザリガニなど、全国的に問題となっている外来種が数多く見つかりました。

巴川流域麻機遊水地自然再生協議会は、外来種を取り除くことで在来種の個体数増加を目指します。

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さらに重機で池の泥を一部取り除くことで、今後の水質改善を期待します。


外来種に罪はありませんが、野外に入り込んだ個体、特に保全を目的とする場所からは積極的に取り除く必要があります。
※釣り堀など管理された場所で外来種を楽しむことは問題ありません。


主催:巴川流域麻機遊水地自然再生協議会
(静岡県静岡土木事務所河川改良課、静岡市緑地政策課)
協力:静岡大学教育学部 加藤英明(指導)、静岡大学学生、東海大学学生

報道
SBS静岡放送, イブアイしずおかエンタ (2017年12月6日)
NHK, ニュースしずおか845 (2017年12月6日)
NHK, たっぷりしずおか (2017年12月6日)
テレビ静岡朝日テレビ, とびっきり静岡 (2017年12月6日)
日本テレビ, news every. (2017年12月6日)
テレビ静岡, FNNみんなのニュースしずおか (2017年12月6日)
Yahoo!ニュースJAPAN, 静岡放送 (2017年12月6日)
SBS静岡放送, Nスタ (2017年12月6日)
静岡新聞 (2017年12月9日)

参考
第1回調査 麻機遊水地に生息する外来種捕獲作戦!2013
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外来生物アリゲーターガー捕獲!

アリゲーターガーAtractosteus spatula捕獲.加藤英明.静岡大学.jpg

アリゲーターガーは、北米原産の古代魚。“ガー“は槍を意味し、大きな口はワニに似る。全長3mを超えることもある巨大肉食魚は、まさに”槍型のワニ魚“。力強く水中を突き進むその姿は、発射されたミサイルのようです。

体表を覆うひし形の鱗はエナメル質で、硬い。日本の野外において、成体は無敵。50年以上とも言われる長い寿命を全うするまで、日本の生物を食べ続けます。メスは性成熟に10年(1.5m)、オスは6年ほど(1m)と考えられ、日本の野外で越冬可能な本種は、野外で繁殖する恐れがあります。

アリゲーターガーは警戒心が強く、危険を察知すると植物の隙間に隠れます。罠を仕掛けても、わずかな隙間を見つけてすり抜けます。効果的な捕獲方法は、池の水抜き。しかし、水が抜けない河川での捕獲は困難です。緊急SOS池の水ぜんぶ抜く大作戦第5弾、テレビ東京(2017年11月26日放送)

報道
アリゲーターガーなどを捕獲. 広報ねやがわ(平成29年12月号)など

※ガー類は2018年2月に特定外来生物に指定予定。2018年4月に輸入や飼養等の規制開始。規制開始後、6ヶ月以内に飼養個体の飼養申請が必要です。ただし、飼養許可が得られても繁殖させることは禁止されています。雌雄を分けて飼育しましょう。
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身近な外来生物になる!?アフリカツメガエル!

アフリカツメガエルXenopus laevis.加藤英明.静岡大学.1.jpg
変態直後のアフリカツメガエル(野外採集個体)

アフリカツメガエルは、アフリカ大陸南部地域を原産とする水棲のカエルです。
体長は12pほど。可愛らしい顔と動きのため、全国各地で数多くが観賞用に飼育されています。
前脚を器用に使って食べ物を口に運び込む姿に、きっと多くの人が癒されていることでしょう。
しかし、本種の寿命は15年以上!さらに、水槽の蓋が開いていれば脱走します!

日本の他のカエル類とは異なり、“一生を水中で暮らす”と言われるアフリカツメガエルですが、野外での飼育では要注意。雨天の日にはよく脱走し、近くの排水溝に逃げ込むこともあるでしょう。それらが池や川に入り込むと…野外で繁殖してしまいます。

日本の野外では、暖かくなる6月頃に産卵。直径1.2 mmほどの大きさの卵は、2日で幼生(オタマジャクシ)になり、3か月ほどで変態してカエルの姿になります。そして、秋までに水生生物を食べ続けて太り、越冬後にさらに成長して性成熟に達すると、メスは一度に数百もの卵を産みます(野外では2年ほどで性成熟)。

本種は人に危害を加えることはなく、猛毒もありません。しかし、水生生物を捕食することから、生態系が崩れて農業被害を引き起こす可能性があります。ヤゴが食べられてしまっては、害虫を食べてくれるトンボたちも姿を消してしまうでしょう…

見かけは可愛いらしいカエルですが、野外で生き抜く力はとても強い!池の水がなくなれば、泥底で8か月も餌無しで休眠し、さらに脱水を防ぐ機能により汽水域にも侵入することができる驚異の生命力の持ち主です。研究材料としても役立っているのですが、取り扱いには注意が必要です。

野外に放さない!逃げられない!

飼育者はしっかり管理をして、魅力的なアフリカツメガエルと長く付き合いましょう!
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鉄腕ダッシュ!アフリカツメガエル、加藤英明2017年10月29日放送

アフリカツメガエル.Xenopus laevis.生息地.加藤英明.静岡大学.jpg
和歌山県の鳥ノ巣半島のため池、変態直前の幼生(9月)

和歌山県の鳥ノ巣半島のため池で、アフリカ南部原産のアフリカツメガエルが大繁殖!

その分布は拡大し、半島内のため池の多くで確認されるようになりました。

子どもの手のひらほどのカエルだが、大食で水生生物を食べつくす…
放置すれば、今後、鳥ノ巣半島が汚染源となり、各地に拡散する恐れがあります。

動きは素早く、泥に潜る。さらには、細い隙間もすり抜ける!
そんな厄介な外来生物の捕獲に挑む!


捕獲されたアフリカツメガエルは、一流のシェフによっておいしい料理に仕上げられました。
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平成29年度岐阜大学連合農学研究科環境講座「野生生物と環境」

岐阜大学連合農学研究科環境講座.加藤英明静岡大学.jpg

岐阜大学連合農学研究科環境講座において、「身近に潜む外来生物の脅威」を紹介しました。
多くの方々にご清聴いだたき、ありがとうございました!

外来種問題はみんなで解決する!
放置しておくと…大繁殖

防除に使われるのは私たちの税金!
医療や福祉、教育にまわるはずが…

早期発見!早期解決!
低コストで持続可能な防除を進めるためには、地域・行政・大学の連携が大切です。




講座】岐阜大学重点講座(環境)「野生生物と環境」開催、10/21(土)

−プログラム−
[挨 拶]12:45〜13:00
 千家 正照(岐阜大学連合農学研究科長)
[第1部]13:00〜14:00
●ライチョウの危機と動物園での保全への挑戦
 楠田 哲士(岐阜大学応用生物科学部准教授)
[第2部]14:10〜15:10
●身近に潜む外来生物の脅威
 加藤 英明(静岡大学教育学部講師)
[第3部]15:20〜16:20
●森とシカと人
 安藤 正規(岐阜大学応用生物科学部准教授)
 
【主 催】岐阜大学大学院連合農学研究科
【日 時】平成29年10月21日(土)12:45〜16:20(受付12:00)
【場 所】岐阜大学サテライトキャンパス 多目的講義室(大)
    (岐阜スカイウイング37 東棟4階)
【対象者】一般・高校生
【参加費】無料 ※申込不要・テーマ毎の参加OK
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