日本に定着!身近に潜むタウナギの脅威!

タウナギMonopterus albus.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg

タウナギは、東アジアから東南アジアまで広く分布します。現在、日本には中国から数多く輸入されていますが、古くは1900年代に朝鮮半島から持ち込まれたと考えられています。

タウナギは全長80cmにもなり、日本にはタウナギを食べるような天敵は数少なく、奈良県や静岡県、愛知県、和歌山県や鹿児島などで繁殖しています。

タウナギは泥が堆積する濁った環境を好み、人が利用する水田やその周辺にも生息します。
しかし…畔に巣穴を掘ることから、水田の水が抜け、農業被害を引き起こします。田んぼの水が一晩で抜けてしまうことも!

性転換するタウナギは45pを超える頃にオスになり、メスは約2年で性成熟に達して産卵します。繁殖は7月頃から始まり、オスは餌を食べずに卵を守り、孵化後の仔魚はオスの口腔内で育ちます。子どもを守る習性も、生き残りに有利です。今後、タウナギを放置すれば個体数は増え続け、分布域は広がることでしょう。

寿命は長く10年以上。飼育すれば愛嬌のある可愛い魚ですが、野外に放すことは禁物です。
野外に定着している個体は、早急に取り除く必要がります。



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グッピーの放流注意!静岡県藤枝市の池で捕獲

静岡県.グッピーPoecilia reticulata.加藤英明HideakiKato静岡大学.jpg

グッピーは南アメリカ原産の外来種で、日本には観賞用に輸入されています。耐寒性は低く、本州の野外では越冬できずに死んでしまいます。しかし、温水が流れ出る場所では冬を越えることもしばしば。温泉街の水路などで野生化した個体を見かけることがあります。

卵胎生で子どもを産むカダヤシの仲間ですが、カダヤシよりも動きは素早く、汚れた環境でも耐えられます。
外来種のカダヤシを追いやることも…
日本の生態系に与える影響は大きいと考えられます。

本種が全国的な問題に発展することはなさそうですが、沖縄では各地で繁殖し、分布を広げています。
飼育できなくなった個体を川や池に放すことのないように、気をつけましょう。

グッピー(Poecilia reticulata)
全長:オス3.5cm、メス5cm
性成熟:3ヶ月
繁殖:卵胎生で一度に数十匹の仔魚を産む。※1回の交尾で数回産仔可能
水温:15℃以上で越冬可能
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鉄腕ダッシュ!カミツキガメ、加藤英明2017年5月28日放送

カミツキガメC. serpentina.素手捕獲.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg

千葉県の印旛沼には、1万6千匹を超えるカミツキガメが生息しています。そんなカミツキガメを捕獲!
すると…大きなオスとメス!子ガメ!メスの体内には卵も!カミツキガメの繁殖は今も止まらず、増殖中であることが確認できました。

カミツキガメを素手で捕る際には、咬まれないように注意しましょう。本種は基本的に濁っている水中に潜みますが、甲羅を手で押さえて尾を握れば安全です。頭の位置は、甲羅が動く方向にあります。
しかし、間違って口もとに手を置いてしまうと…
やはり、扱いに慣れていない場合は、素手で捕獲することはお勧めできません。

特定外来生物に指定されているカミツキガメを、"生きた状態"で運ぶことは禁止されています。カミツキガメを扱う時は、その場で殺処分した後に。また、生息地に入る場合は、漁協や農家の迷惑にならないように気をつけましょう!

カミツキガメに野外で出会った時には、警察へ連絡を!
※野外で捕獲した個体を個人で飼育することはできません
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今年も卵を確認!まだまだ増え続けるカミツキガメ!2017

カミツガメの卵.Eggs of Chelydra serpentina.2017.繁殖現状.加藤英明.静岡大学.jpg
カミツキガメは5月中旬より産卵期を迎えます。今年の調査でも既に成体の雌雄、幼体が捕獲されています。また、数多くの卵も確認しました。カミツキガメは、現在も増え続けています。

本種は大食で、調査により、絶滅危惧種のウナギやメダカ、テナガエビやモクズガニなどの甲殻類、さらには水鳥まで様々な生物を捕食していることが明らかになりました。今後も個体数が増えれば水産資源は激減し、私たちは今までのような生態系サービスを受けられなくなるでしょう。カミツキガメに罪はありませんが、放置すれば問題は深刻に!ウナギが食べられなくなるどころか、人への咬傷被害も…

カミツキガメは、全国各地の水辺に潜んでいる可能性があります。冬眠から覚め、活動期に入った今、野外で遭遇することも度々!そんな時は最寄りの警察・行政に通報し、早急に取り除くようにしましょう!
産卵期の5月と6月は、メスは産卵のために上陸します(特に朝方と夕方)。本種に出会う機会が増えるので要注意です。

見慣れないカメを見かけても触れないように。一見おとなしそうに見えますが、攻撃は素早く、手を近づければ咬まれます。

※カミツキガメは、外来生物法により飼育や販売、移動等が規制されています。生きた卵も許可なく保管することはできません。卵は球形で直径28mmほど。スッポンの卵も形は同じですが小さく、直径15〜20mmです。

啓発用ポスター紹介:カミツガメを見つけたら通報を!環境省ポスター

(ポスターダウンロード:環境省ホームページ

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注意!許可なく罠を使用すると警察に捕まります!

罠の使用1.許可.内水面漁業調整規則.加藤英明HideakiKato.ShizuokaUnivesity.jpg
一般に売られているカニ網や魚用箱罠、もんどり罠は、自由に使用できません(内水面漁業調整規則)。
外来種駆除の目的でも!

川や池、湖など、公共の水辺である内水面では、使用できる漁具が制限されています。
この規則に違反すると、懲役や罰金が科せられます。
その他、様々な漁具が使用を制限されています。水棲生物を捕る時には気をつけましょう!


罠の使用.許可.内水面漁業調整規則.jpg
(静岡県経済産業部水産業局水産資源課)

※カニ網や魚用箱罠やもんどり罠は、静岡県では“うげ”、千葉県では“せん”に位置付けられます。
作業の際には許可書の携帯が必要です。また、漁具には設置者とその連絡先がわかる状態にしましょう。

内水面漁業調整規則は、県によって異なります。使用できるタモ網のサイズや、捕獲時期、サイズの制限などもありますので、生き物を捕まえるときには事前によく調べる必要があります。

生物の乱獲を防止するため、水産資源を守るため、ルールを守りましょう!

内水面漁業調整規則(静岡県
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