台湾産キノボリトカゲが定着!?

Japalura swinhonis.jpg

キノボリトカゲ(磐田市)
台湾に生息するキノボリトカゲ。静岡県内で複数個体が発見されました。繁殖している可能性も…

加藤英明・細田昭博・大庭俊司・衛藤英男. 2010. 静岡県で記録されたスインホーキノボリトカゲ Japalura swinhonis Günther (Squamata, Agamidae). 日本生物地理学会会報, 65: 9-12.
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神奈川県厚木市にキノボリトカゲ生息!見かけたら環境政策課へ!

神奈川県厚木市で、台湾産キノボリトカゲ(スウィンホーキノボリトカゲ)の生息が確認されました。
今後、野外から積極的に取り除くことが必要とされますが、防除には地域の協力が必要不可欠です。
本種を見かけた時には、厚木市環境政策課までご連絡ください。

<スウィンホーキノボリトカゲ>
スウィンホーキノボリトカゲJapalura swinhonis雄.加藤英明HideakiKato静岡大学.jpg

口を開けて威嚇するが、あごの力は弱い。毒はない。
昆虫などの小動物を捕食するため、生態系に与える影響は大きい。

トカゲの尾が縞模様だったら...キノボリトカゲの可能性があります!

あなたの住む地域でも見つかる可能性が!見慣れない生き物を見つけた場合は、最寄りの行政機関にご連絡ください。
もちろん、本研究室でもOKです!
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スインホーキノボリトカゲの見分け方!

スウィンホーキノボリトカゲJapalura swinhonis加藤英明HideakiKato静岡大学.jpg
スインホーキノボリトカゲJapalura swinhonis Günther, 1864
(写真上, 背面; 写真下, 腹面)
分布:台湾 (本島、小琉球、緑島、蘭嶼)
※日本では静岡県で確認されているが、他県でも定着している可能性がある

キノボリトカゲの仲間は、頭が大きくて後足が長いため、身近に見られるニホントカゲやカナヘビと容易に見分けることができます。主に樹上で暮らしますが、採餌の時には地上にいることもあります。逃げるときには素早く木に登りますが、遠くまで移動することはありません。

日本には、琉球列島の奄美諸島や宮古諸島、沖縄諸島、八重山諸島に、在来種のキノボリトカゲJapalura polygonataが生息しています。外来種のスインホーキノボリトカゲの喉には白班模様があり、日本産キノボリトカゲと区別することが可能です。特徴スインホーキノボリトカゲJapalura swinhonis加藤英明HideakiKato静岡大学.JPG

宮崎県と鹿児島県では日本産キノボリトカゲが確認されていますが、この地域に定着したキノボリトカゲは移入されたものであり、内地産外来生物に位置付けられます。
野外では様々な生き物を捕食してしまうため、自然分布外のものは、積極的に取り除かなければなりません。

キノボリトカゲのようなトカゲを見かけた際には、研究室までご連絡ください!
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スインホーキノボリトカゲに要注意!特定外来生物へ!

スインホーキノボリトカゲJapalura swinhonis加藤英明HideakiKato静岡大学.jpg
2016年7月以降、外来生物スインホーキノボリトカゲの飼育が規制されます。今後、許可なく飼育や販売、譲渡はできませんので気をつけましょう。

静岡県では2006年に本種の定着が確認されていますが、積極的に取り除いた結果、現在野外で捕獲されることはほとんどありません。やはり、定着初期の対応は大切です。定着した外来生物を放置すれば、大きな問題に発展します。

スインホーキノボリトカゲはペットとして輸入されることがありますが、静岡県で捕獲された個体は、輸入植物に紛れて移入されたと考えられます。国内では、他の地域でも定着している可能性がありますので、注意が必要です。
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