エコではないハイブリット!

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ニホンイシガメとクサガメの交雑個体(県内各地)
静岡県には数多くの雑種が確認されています。雑種はとても美しいのですが、このような遺伝子汚染が進むと、純粋なニホンイシガメとクサガメが消えてしまいます。ハイブリットと言われるカメは、実は交雑個体のこと。在来種を守るために駆除しなければなりません。

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左から
ニホンイシガメ, 雑種, クサガメ

DNAを調べることで、雑種の判定が可能です。違いを見てみましょう!

2010年に雑種か否かをDNAから判定することに成功しました。

Kato et al. 2010. Detection of Hybrid Individuals between Mauremys japonica and Chinemys reevesii by RAPD. Biogeography, 12: 39-42.
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雑種形成で消える!?イシガメとクサガメ!

Hybrid. Mauremys japonica, M. reevesii. Hideaki kato.jpg

ニホンイシガメとクサガメの雑種(磐田市)
イシガメとクサガメの雑種が捕獲されました。甲板の年輪から年齢は推定7歳。
罠には他にクサガメが捕獲されましたが、なぜかイシガメは捕まりません。
調査池で最後にイシガメが確認されたのは、7年前…
同じ種内で子孫を残せなければ、最終的に池に残るものは雑種のみ。
遺伝子浸透が進行すると、イシガメもクサガメもやがて消えてしまいます。
交雑を防ぎ、汚染の広がりを食い止めることが大切です。
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野外で発見!クサガメとミナミイシガメの雑種!

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クサガメとミナミイシガメの雑種(三島市)

クサガメ様のカメが捕獲されました。
頭部から頸部、前肢の地色が黄灰色で、外来種ミナミイシガメの特徴に類似します。
そこで、ミトコンドリアDNAを調べると…
中国産ミナミイシガメのものと一致しました。
見かけはクサガメでも、純粋なクサガメではありません。

このような遺伝子汚染は“種”の消滅につながります。
外来種のミナミイシガメが野外に侵入して交雑したのか、または飼育下で交雑した個体が野外に捨てられたのかわかりませんが、ペットのカメを捨てない、または逃げられないように心がけましょう。
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加藤英明・森万希子・斉冬至・衛藤英男. 2012. 静岡県三島市松毛川におけるクサガメとミナミイシガメの交雑個体の記録. 東海自然誌,5:35-39.
(Records of Hybrid Individuals between Chinemys reevesii and Mauremys mutica at Matuge River, Shizuoka Prefecture, Japan)



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