鉄腕ダッシュ!カミツキガメ、加藤英明2017年5月28日放送

カミツキガメC. serpentina.素手捕獲.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg

千葉県の印旛沼には、1万6千匹を超えるカミツキガメが生息しています。そんなカミツキガメを捕獲!
すると…大きなオスとメス!子ガメ!メスの体内には卵も!カミツキガメの繁殖は今も止まらず、増殖中であることが確認できました。

カミツキガメを素手で捕る際には、咬まれないように注意しましょう。本種は基本的に濁っている水中に潜みますが、甲羅を手で押さえて尾を握れば安全です。頭の位置は、甲羅が動く方向にあります。
しかし、間違って口もとに手を置いてしまうと…
やはり、扱いに慣れていない場合は、素手で捕獲することはお勧めできません。

特定外来生物に指定されているカミツキガメを、"生きた状態"で運ぶことは禁止されています。カミツキガメを扱う時は、その場で殺処分した後に。また、生息地に入る場合は、漁協や農家の迷惑にならないように気をつけましょう!

カミツキガメに野外で出会った時には、警察へ連絡を!
※野外で捕獲した個体を個人で飼育することはできません
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今年も卵を確認!まだまだ増え続けるカミツキガメ!2017

カミツガメの卵.Eggs of Chelydra serpentina.2017.繁殖現状.加藤英明.静岡大学.jpg
カミツキガメは5月中旬より産卵期を迎えます。今年の調査でも既に成体の雌雄、幼体が捕獲されています。また、数多くの卵も確認しました。カミツキガメは、現在も増え続けています。

本種は大食で、調査により、絶滅危惧種のウナギやメダカ、テナガエビやモクズガニなどの甲殻類、さらには水鳥まで様々な生物を捕食していることが明らかになりました。今後も個体数が増えれば水産資源は激減し、私たちは今までのような生態系サービスを受けられなくなるでしょう。カミツキガメに罪はありませんが、放置すれば問題は深刻に!ウナギが食べられなくなるどころか、人への咬傷被害も…

カミツキガメは、全国各地の水辺に潜んでいる可能性があります。冬眠から覚め、活動期に入った今、野外で遭遇することも度々!そんな時は最寄りの警察・行政に通報し、早急に取り除くようにしましょう!
産卵期の5月と6月は、メスは産卵のために上陸します(特に朝方と夕方)。本種に出会う機会が増えるので要注意です。

見慣れないカメを見かけても触れないように。一見おとなしそうに見えますが、攻撃は素早く、手を近づければ咬まれます。

※カミツキガメは、外来生物法により飼育や販売、移動等が規制されています。生きた卵も許可なく保管することはできません。卵は球形で直径28mmほど。スッポンの卵も形は同じですが小さく、直径15〜20mmです。

啓発用ポスター紹介:カミツガメを見つけたら通報を!環境省ポスター

(ポスターダウンロード:環境省ホームページ

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鉄腕ダッシュ!プレコ、加藤英明 2017年3月19日放送

鉄腕ダッシュ.沖縄.プレコ.マダラロリカリア.加藤英明.jpg
沖縄におけるマダラロリカリアの生息地の様子


プレコとは、ラテン語で折り曲った口を意味し、“ヒポプレコ”の学名に由来します。
Hypostomus plecostomus

pleco=折り曲った stomus=口
略してプレコ


「プレ子」と名前を付けられ可愛がられる個体もいれば、飼いきれなくなって捨てられる個体も…
野外に侵入した個体は、生態系等へ悪影響を与えるため、取り除く必要があります。

マダラロリカリアの寿命は20年以上!最後まで責任を持って飼育しましょう。現状紹介がプレコ類の遺棄防止つながれば幸いです。

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ワニガメ出現!

Macrochelys temminckii.1.jpg
                                     
   
ワニガメ(静岡市)
最大甲長80pに成長する凶暴なカメ。原産地はアメリカ南東部。
県内では各地で目撃されています。見かけても触れないように!
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カミツキガメに注意!

Chelydra serpentina1.jpg

カミツキガメ(藤枝市)
カナダ南部からアメリカ合衆国南東部まで分布する大型のカメですが…静岡県では住宅地を流れる河川で捕獲されています。動きは素早く凶暴なため、要注意。外来生物法において特定外来生物に指定されているため、輸入や販売、飼育等は原則禁止されています。

※同属他種もカミツキガメとして扱われます!
チュウベイカミツキガメChelydra rossignonii と、ナンベイカミツキガメChelydra acutirostris も、外来生物法上規制対象とされています。これらの種は“カミツキガメChelydra serpentina”として扱われ、飼養等許可がなければ取扱いできません。輸入の際には気を付けてください。
参照:環境省http://www.env.go.jp/nature/intro/3breed/synonym.html
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