ヌートリアの痕跡!足跡を探そう!

ヌートリア足跡.静岡県.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg

ヌートリアの生息を確認するためには、足跡や食跡などの痕跡を見つけることが大切です。本種の後肢には発達した水かきがあり、水辺に特徴的な足跡を残します。前肢の指は5本ですが、親指が短いため、4本の指跡を残します。

水辺にはタヌキなどの足跡もあり、判別しにくいですが、長い円筒形の尾を引きずった跡も確認できれば、ヌートリアであると推測することが可能です。

ヌートリアMyocastor coypusの水かき.足.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg
写真左, 前肢(約6p); 写真右, 後肢(約16p)水掻きあり


痕跡は長い間残りませんので、足跡を見つけたらまずは撮影して、証拠を残しましょう。
| このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

静岡県湖西市に出現!特定外来生物ヌートリア!

ヌートリアMyocastor coypus.静岡県湖西市1.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg

静岡県湖西市に、外来生物のヌートリアが侵入しました。本種は2015年に目撃されていましたが、捕獲されたのは2016年が初めてです。さらに、繁殖個体も確認されました。

湖西で確認された個体は、愛知県側から入り込んだものと考えられます。愛知県では1950年代に遺棄されたものが野外に定着し、拡散しました。ヌートリアの行動範囲は数百mから1kmとされ、性成熟に達する頃の個体は新天地を求め積極的に拡散します。

今後、静岡県への侵入個体とその繁殖個体を取り除かなければ...
2017年には、天竜川で繁殖した個体が見られるようになるでしょう。また、放置すれば、静岡県に広く分布することが予想されます。

他県では年間数千頭が捕獲・駆除されています…農業被害も数千万円規模!
静岡県で同様な事態に陥らないよう、早急な対策が必要です。外来種防除では、早期対応が有効です。本種が目撃された場所、痕跡が発見された場所は要注意!


湖西市に定着したヌートリアの野生の姿が初めて撮影され、放送されました!
静岡朝日テレビ, とびっきり!しずおか(2016年9月12日16:45〜)
静岡朝日テレビ, とびっきり!しずおか県内ニュース(2016年9月12日18:15〜)
| このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビーバーじゃないよ!ヌートリアだよ!特定外来生物2005指定

泳ぐヌートリアMyocastor coypus.加藤英明HideakiKato.静岡大学.jpg

静岡県では、ヌートリアの姿を見かけるようになりました。「ビーバーみたいな動物を見た!泳いでいた!」という目撃情報の動物の正体は、ほぼヌートリアです。

ビーバーとヌートリアは同じ齧歯類で水辺に棲みますが、ビーバーの方が大型で体長1m、体重30kgにもなり、尾は平たくオール型です。ヌートリアは、体長60cm、体重は9kg、尾は細くて長いドブネズミ型です。
どちらも巨大なネズミですが、ヌートリアは国内に定着した外来生物であり、日本の生態系を脅かす存在です。食性は植物質中心で、水辺の植物から畑の農作物まで食します。また、土手に穴を開けて暮らすため、護岸としての機能を低下させてしまいます。

繁殖力が高く、年に3回、一度に5頭前後出産します。また、半年で性成熟に達し、繁殖します。
ヌートリアの根絶には、早期発見と防除が大切です!

ヌートリアを目撃した場合は、最寄りの市役所や町役場に連絡してください。
「カワウソ」ではありません。。
| このブログの読者になる | 更新情報をチェックする