息継ぎのために顔をあげるタウナギ。タウナギは大きくなるとオスは縄張りを持ちます。一方、小柄な個体は住処を共有することがあります。一斉に顔を出し、ポンピングする様子は…好きな人にはたまりません。
この行動は口腔内の粘膜を介して酸素を取り入れるもので、タウナギは口の中に空気を蓄え、それを定期的に入れ替えます。
タウナギは、ウナギと異なりエラ蓋がありません。胸鰭も腹鰭も。さらには浮き袋も。
眼は小さく、視力が悪いためか、目の前に近づくものには何にでも咬みつきます。
大食なため、野外に入り込んで繁殖してしまうと、生態系に悪影響が。もちろん水田の水を抜いたりする農業被害も発生します!
タウナギの赤血球は大きく、血中の密度も高いため、料理の際に濃い血液が流れ出ます。この血は低酸素状態に耐えるもので、真夏の水たまりや水路など、高温で溶存酸素が低い状態でも生き抜くことができます。本種は低温にも耐えられ、日本の寒い冬は湿った環境に入り込み越冬します。
※水温が下がれば代謝は下がるので、息継ぎなしで水中に留まります。
そんなタウナギを野外で捕獲し、プロの料理人が最高の料理に仕上げました!