城壁の隙間を住処にしているダルマチアトガリハナイワカナヘビ(Dalmatolacerta oxycephala)。全長約15p。天敵は人間が持ち込んだネコ。城壁の隙間を最後の砦とする
荒れ地で生き物を探すと、太陽の光を浴びて光り輝くエメラルドグリーンのトカゲを発見した。アドレア海の宝石、バルカンミドリカナヘビ(Lacerta trilineata)である。全長40cm。大型のカナヘビの仲間で、一年に数回、1度に最大20個もの卵を産む。生息環境の破壊や農薬による影響で個体数が減少している
著書
クロアチアの自然と動物. 2012. ビバリウムガイド, 58: 69-73. 加藤英明.
(概要:アドリア海の生き物, ドブロブニクの城壁に守られるトカゲたち, DNAの比較から推定するリクガメ分散の歴史. バルカンミドリカナヘビLacerta trilineata, ダルマチアトガリハナイワカナヘビDalmatolacerta oxycephala, ダルマチアヘルマンリクガメEurotestudo hermanni hercegovinensisなど)