第19回日本カメ会議が開催されました!2018年3月10日,11日

第19回日本カメ会議が開催されました!
2018年3月10日. 第19回カメ会議.加藤英明.jpg

日本カメ自然誌研究会&名古屋港水族館 共催
開催日:2018年3月10日,11日
会場:名古屋港ポートビル4階会議室
    懇親会(名古屋港水族館 黒潮大水槽前ホール)

<静岡大学からの発表>
口頭発表
・静岡県公立学校で飼育されているアカミミガメの現状調査:加藤英明
・アカミミガメによるイネの食害の現状:嶋田真奈美・堀川さつき・加藤英明
ポスター発表
・市民参加型で行う外来カメ類の防除の効果:相垣梓・木ノ内洸也・内田萌友・相島諒・加藤英明
・静岡大学の生物保全実習地におけるニホンイシガメの繁殖の試み:赤堀みなみ・種本怜・岡田涼・前川里奈・加藤英明
・飼育カメ類の寄生蠕虫保有状況とその問題点:吉田圭太・加藤英明・浅川満彦


全国のカメ情報が集まるカメ会議では、カメの研究最前線、フィールド調査からわかる現状、カメの飼育から気づいた発見など、様々な報告が発表されます!

身近なカメに関する情報を記録して、カメ会議でご紹介ください!

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静岡市、麻機遊水地で池の水抜き調査!第5回!2017年12月6日

12月6日に麻機遊水地第3工区で池の水抜き調査を実施!

静岡市麻機遊水地の水抜き調査.2017年12月6日第3工区.jpg
静岡市麻機遊水地の水抜き調査.2017年12月6日第3工区調査地..jpg
静岡市麻機遊水地の水抜き調査.2017年12月6日第3工区.1.jpg

第5回目は、第3工区北側の小さな池。過去に一度も抜いたことのない池の様子は…

なんと、捕獲した生物823個体のうち、外来種が559個体!3分の2を占めていました。
中国大陸原産のカムルチーやタイリクバラタナゴ、北アメリカ原産のカダヤシやアメリカザリガニなど、全国的に問題となっている外来種が数多く見つかりました。

巴川流域麻機遊水地自然再生協議会は、外来種を取り除くことで在来種の個体数増加を目指します。

静岡市麻機遊水地の水抜き調査.2017年12月6日第3工区.2.jpg

さらに重機で池の泥を一部取り除くことで、今後の水質改善を期待します。


外来種に罪はありませんが、野外に入り込んだ個体、特に保全を目的とする場所からは積極的に取り除く必要があります。
※釣り堀など管理された場所で外来種を楽しむことは問題ありません。


主催:巴川流域麻機遊水地自然再生協議会
(静岡県静岡土木事務所河川改良課、静岡市緑地政策課)
協力:静岡大学教育学部 加藤英明(指導)、静岡大学学生、東海大学学生

報道
SBS静岡放送, イブアイしずおかエンタ (2017年12月6日)
NHK, ニュースしずおか845 (2017年12月6日)
NHK, たっぷりしずおか (2017年12月6日)
テレビ静岡朝日テレビ, とびっきり静岡 (2017年12月6日)
日本テレビ, news every. (2017年12月6日)
テレビ静岡, FNNみんなのニュースしずおか (2017年12月6日)
Yahoo!ニュースJAPAN, 静岡放送 (2017年12月6日)
SBS静岡放送, Nスタ (2017年12月6日)
静岡新聞 (2017年12月9日)

参考
第1回調査 麻機遊水地に生息する外来種捕獲作戦!2013
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平成29年度岐阜大学連合農学研究科環境講座「野生生物と環境」

岐阜大学連合農学研究科環境講座.加藤英明静岡大学.jpg

岐阜大学連合農学研究科環境講座において、「身近に潜む外来生物の脅威」を紹介しました。
多くの方々にご清聴いだたき、ありがとうございました!

外来種問題はみんなで解決する!
放置しておくと…大繁殖

防除に使われるのは私たちの税金!
医療や福祉、教育にまわるはずが…

早期発見!早期解決!
低コストで持続可能な防除を進めるためには、地域・行政・大学の連携が大切です。




講座】岐阜大学重点講座(環境)「野生生物と環境」開催、10/21(土)

−プログラム−
[挨 拶]12:45〜13:00
 千家 正照(岐阜大学連合農学研究科長)
[第1部]13:00〜14:00
●ライチョウの危機と動物園での保全への挑戦
 楠田 哲士(岐阜大学応用生物科学部准教授)
[第2部]14:10〜15:10
●身近に潜む外来生物の脅威
 加藤 英明(静岡大学教育学部講師)
[第3部]15:20〜16:20
●森とシカと人
 安藤 正規(岐阜大学応用生物科学部准教授)
 
【主 催】岐阜大学大学院連合農学研究科
【日 時】平成29年10月21日(土)12:45〜16:20(受付12:00)
【場 所】岐阜大学サテライトキャンパス 多目的講義室(大)
    (岐阜スカイウイング37 東棟4階)
【対象者】一般・高校生
【参加費】無料 ※申込不要・テーマ毎の参加OK
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2016年7月23日、24日は市民参加型カメ調査です!

罠の設置数は150個以上!
身近に棲むカメたちの様子が明らかに!?

※水中にワナを設置するには静岡県内水面漁業調整規則により県知事の許可が必要です。今回の調査は、学術調査のために許可等を得て行います。

カミツキガメ調査.静岡大学加藤英明.ShizuokaUniversity.HideakiKato.jpg

主催:静岡市環境創造課
募集は締切ましたが、見学は自由です。

麻機遊水地では、過去にカミツキガメが捕獲されています。
目撃したり、釣り上げたりした場合は、最寄りの警察や地自体、静岡大学にご連絡ください。


市民参加型カメ調査.静岡市2016.カミツキガメ.加藤英明.静岡大学.jpg

※罠の使用には県知事の許可が必要です
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第17回日本カメ会議開催!

2016年2月13日と14日の2日間、静岡大学でカメ会議が開催されました。岩手や石川、埼玉、東京、愛知、岐阜、長野、京都、兵庫など様々な地域から静岡にお集まりいただき、興味深い報告・話題をありがとうございました。

2月13日基調講演
「日本のカメたちは今〜カメたちのおかれている現状〜」(矢部 隆)

静岡大学からは以下の発表を行いました。
・ミシシッピアカミミガメによるイネの食害の現状
(加藤英明, 鈴木政美, 長嶋康男)
・市民参加型によるアカミミガメ調査の効果
(中村真之, 白川真衣, 加藤英明)
・静岡県富士市におけるカミツキガメの定着
(村瀬涼介, 加藤英明)
・小学校におけるニホンイシガメの保護と繁殖の試み
〜日本各地の学校で遺伝的地域多様性を守る〜
(座間哲平, 村瀬涼介, 村瀬亮太, 加藤英明)
・DNA多型から推定するミナミイシガメ交雑の経緯
(白川真衣, 加藤英明)

第17回日本カメ会議.静岡大学加藤英明.jpg
各地のお菓子を囲んで懇親会も行われました。

日本各地で激減しているニホンイシガメの輸出規制やアカミミガメの防除など、今後の動向に注目です!
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