・1923年(大正12年)3月7日に国の天然記念物に指定
長崎県の長崎半島の先端の樺島(かばしま)には、国の天然記念物に指定された珍しい井戸があります。
その井戸の中には、なんとオオウナギが暮らしています。
140年以上前から、代々何匹ものオオウナギが暮らす井戸は、世界的にも珍しく貴重です。
長い歴史の中でオオウナギが井戸の中で暮らす理由は、様々。
近くの水路を遡上した幼魚が、井戸を囲う石の隙間から入り込んで成長したり、地域の人に保護されたオオウナギが井戸に放されたり…
生息の理由は諸説ありますが、長きに渡り人々に愛されてきた井戸とオオウナギを大切にし、これからも日本が誇るオオウナギが暮らす井戸として守っていきたいですね。
<オオウナギを守ろう>
樺島のオオウナギのみならず、長崎県や日本各地に生息するオオウナギの保護は必要なことです。繁殖の詳細は不明で、性成熟が遅いため乱獲による影響を強く受けます。寿命はなんと40年以上。そんな長寿なオオウナギたちが安心して暮らせる環境を、みんなで協力して残していきましょう!
※むやみな殺傷禁止!
ちょろ
うな子
国指定天然記念物 樺島の井戸
撮影協力:レストラン だいまん 幕さん
現在オオウナギは、
屋外水槽で飼育されている3個体と井戸の中に暮らしている2個体の計5個体が暮らしています。
井戸から出た水は、民家周辺の水路を通り、300mほど東に位置する樺島漁港へ流出します。過去にオオウナギの幼魚は、海から小川や水路を遡り、井戸の石積の隙間から侵入したと考えられています。しかし、環境の変化によりオオウナギの遡上は確認されなくなり、指定地井戸での自然状態による生息は、1966年を最後に途絶えています。
日本の天然記念物!樺島のオオウナギ生息地
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よい旅を!