日本のスゴイ生き物図鑑(加藤英明)・固有種、外来種と外来生物の違いも!

日本のスゴイいきもの図鑑!
海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話


日本のスゴイ生き物図鑑.加藤英明.静岡大学.jpg
(大和出版創立50周年記念企画書き下ろし)


固有種たちの感動エピソード
とんでもない生命力でずーっと日本で生きてきました!
たくさんの偶然と奇跡、こっそり秘密もお話しします。
読めば彼らを応援したくなる!

日本はとても小さい島国ですが...30万種以上もの生物が生息しています。
その中にはたくさんの「固有種」がいますが、それは日本にいろいろな環境があるから。
本書では、一生懸命に生きる日本の固有種たちのスゴさを、笑いあり、涙ありのエピソードとともに紹介します。楽しく読んで、生き物たちをもっともっと好きになってください。

<固有種とは>
特定の地域や国だけに生息する生物のことです。残念ながら、環境の変化とともに、絶滅してしまった固有種たちもいます。

日本の固有種は、世界中どの地域を探しても日本の国土にしか生息していません。そのため、私たちは責任をもって大切に守らなくてはなりません。日本にいる生物には、国外にも広く分布している種もいますが、安心してはいけません。生物は地域により遺伝子が異なります。これは、各々の地域で異なる進化が起きていることを意味します。生物の進化を見守るためにも、私たちは身近に暮らす生物を大切に守っていかなくてはならないのです。

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ニホンイシガメ
北海道や東北、沖縄を除く本州と四国、九州に分布している日本の固有種です。イネを食べてしまう外来種のスクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)を食べてくれますが、生息地の破壊や乱獲により個体数が激減し、日本各地から姿が消えつつあります。

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ニホンザリガニ
北海道や東北の一部にのみ生息している日本の固有種です。水温が20℃以下の冷たくてきれいな水に生息しています。寒い地域に暮らすためか、成長は遅く、繁殖するまでに5年ほどかかります。


日本の生き物を守るために!
現在、環境破壊や乱獲などにより、日本の生き物たちの姿が消えています。特に外来生物の問題は深刻です。
生物を正しく管理し、野外に逃げ出さないように気を付けましょう。また、野外に入り込んでしまった場合は、増殖する前に取り除きましょう。初期対応が大切です!

本書では外来生物の解説も!
例えば…ミナミメダカは日本の在来種ですが、移動や改良されたものは外来生物です。最後まで大切に飼育してください。
日本のすごい生き物図鑑.ヒメダカ.外来生物.加藤英明.jpg
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日本の固有種を学びましょう!
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日本のスゴイ生き物図鑑!発売のご報告。≫生物ハンター加藤英明
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日本のスゴイいきもの図鑑!
海、山、川、街etc.で懸命に生きる固有種の話
大和出版, 2022
ISBN-10:‎480476402X
ISBN-13‏:‎978-4804764023
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