<コーントラップ>
コーンを設置することで、効率よく駆除が可能です!
コーンの中は暖かく、雨風をしのぐことができるため、周囲に潜むセアカゴケグモが集まります。
そこを一網打尽!
危険生物セアカゴケグモを大量捕獲!
コーンに集めた状態で効率的かつ効果的に駆除することができ、特に住宅地では拡散防止にもつながります。
※セアカゴケグモは蒸れを嫌うため、トラップ用コーンは先端が空いたものが好ましい。
<セアカゴケグモ発見のポイント!> 不規則網
セアカゴケグモは、規則正しいクモの糸は張らず、不規則な網です。見つけたら要注意です
白っぽい綿のようなものは、卵のう。卵は卵のうの中にあります。卵のうの周辺には孵化した幼体がたくさん!よーく観察してみましょう。
※服につかないように気をつけてください
卵のうを守るメス。卵のうは私たちの爪ほどの大きさです
<セアカゴケグモの生態>
セアカゴケグモは餌から水分を得るため、乾燥した場所でも生きられます。獲物に咬みつくと消化用の毒を注入し、10分ぐらいで溶けたものを吸い取ります。
基本的に夜行性で、動きは意外と早く、素早く逃げます。メスは気に入った場所にとどまり繁殖し、オスはメスを求めて移動しますが、移動範囲は3カ月間で数mほどです。
メスは交尾中にオスを食べてしまいますが、食べられている間に交尾が続けられるので、子孫を残すために有利となります。ただし、メスは複数のオスと交尾すると考えられ、一度交尾をすると2年間精子を蓄えられるとされます。
<注意!>
セアカゴケグモが積極的に人間を襲うことはありませんが、間違えて触ると咬まれることも。服の中に潜んでいて咬まれる可能性もあります。セアカゴケグモが発見された地域では、むやみにクモを触らないように気を付けましょう。
メスに咬まれると激しい痛みを感じた後、腫れて熱がでます。オスも毒を持ちますが、顎が小さくて危険性は低いとされます。しかし、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性がありますので、咬まれたら病院に行きましょう。発見された地域では、毒を抜く吸引器の準備が大切です。
原産地のオーストラリアでは、年間数千人が咬まれていて、体の弱い人は死亡する場合も。セアカゴケグモが日本で増えてしまうと、咬まれる人がたくさん出てしまいます。個体数が少ないうちにしっかり対応することが大切です。外来種対策は初期対応が重要です!
セアカゴケグモが怖いからと殺虫剤を撒き散らしてしまうと、他の在来種の生き物たちが死んでしまいます。セアカゴケグモを食べてくれるような生き物が死んでしまうと、セアカゴケグモの幼体の生存率が高まるので要注意。爆発的に増える可能性があります。
危険外来生物を正しく恐れ、しっかり対策しましょう!
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