サドガエルは、新潟県佐渡島の固有種で、島中部の田園に生息しています。
外部形態は近縁のツチガエル(G. rugosa)に似ていますが、腹部には黒い模様が無くて黄色、体表の突起が小さいのが特徴です。また、繁殖期にオスは「ギューギュー」と鳴きますが、鳴嚢がないため音は響かず、耳を澄まさないとよく聞こえません。
体長は3〜5cmほどで、メスはオスより大きくなります。
水田で産卵しますが、幼生のまま越冬し翌年に変態して幼体になるため、常に水がある環境でしか生育することができません。中干しや乾田化などによる影響を強く受けるカエルであり、佐渡島でも生息場所は限られます。
世界中で佐渡島にしかいない超希少な固有種サドガエル!
みんなで生息環境を守りましょう!
※サドガエルを見つけても持ち帰らず、そっと見守りましょう。
胴体後方と後肢腹面は、濃黄色
サドガエルのオタマジャクシ
サドガエルGlandirana susurra 2021年新種記載
絶滅危惧IB類(EN)環境省