(静岡県清水区で捕獲された個体)
2018年8月8日に、静岡県の清水港周辺で、特定外来生物に指定されているキョクトウサソリ科の一種であるマダラサソリが発見されました。発見された個体は成体のメスで、体内には幼生の姿が20個体ほど確認されました。早期の発見と対応が、野外繁殖を防ぐことに繋がりました。
(体内に幼生の姿が確認できます)
マダラサソリは、全長6cmほどの小型のキョクトウサソリの仲間で、国内では石垣島や西表島などに生息します。本種は生後半年で性成熟に達し、メスの妊娠期間は2か月ほど。メス1匹が紛れ込んでも繁殖する可能性があります。耐寒温度は低く、生息地は6℃程度の低温まで下がるため、静岡県でも屋内であれば越冬する可能性があります。
(体に触れると尾のよう後腹部を反らせて先端の毒針を刺します)
本種に刺されると強い痛みが続き、体質によってその程度は異なります。
サソリの仲間を見つけた場合は素手で触らないようにし、行政に知らせしましょう!
<静岡市ホームページ:マダラサソリが清水区で発見>
http://www.shizutan.jp/news/2018/08/post-129.html