今年も卵を確認!まだまだ増え続けるカミツキガメ!2017

カミツガメの卵.Eggs of Chelydra serpentina.2017.繁殖現状.加藤英明.静岡大学.jpg
カミツキガメは5月中旬より産卵期を迎えます。今年の調査でも既に成体の雌雄、幼体が捕獲されています。また、数多くの卵も確認しました。カミツキガメは、現在も増え続けています。

本種は大食で、調査により、絶滅危惧種のウナギやメダカ、テナガエビやモクズガニなどの甲殻類、さらには水鳥まで様々な生物を捕食していることが明らかになりました。今後も個体数が増えれば水産資源は激減し、私たちは今までのような生態系サービスを受けられなくなるでしょう。カミツキガメに罪はありませんが、放置すれば問題は深刻に!ウナギが食べられなくなるどころか、人への咬傷被害も…

カミツキガメは、全国各地の水辺に潜んでいる可能性があります。冬眠から覚め、活動期に入った今、野外で遭遇することも度々!そんな時は最寄りの警察・行政に通報し、早急に取り除くようにしましょう!
産卵期の5月と6月は、メスは産卵のために上陸します(特に朝方と夕方)。本種に出会う機会が増えるので要注意です。

見慣れないカメを見かけても触れないように。一見おとなしそうに見えますが、攻撃は素早く、手を近づければ咬まれます。

※カミツキガメは、外来生物法により飼育や販売、移動等が規制されています。生きた卵も許可なく保管することはできません。卵は球形で直径28mmほど。スッポンの卵も形は同じですが小さく、直径15〜20mmです。

啓発用ポスター紹介:カミツガメを見つけたら通報を!環境省ポスター

(ポスターダウンロード:環境省ホームページ

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