
ハリネズミから得られたタカサゴキララマダニ(伊東市伊豆高原)
アムールハリネズミの体には、様々なダニ類が寄生しています。野外で出会った個体に大きなマダニが吸着していることもしばしば。マダニは吸血後、私たちの指の太さまで大きくなります。
ハリネズミが生息する野原や公園、住宅の庭では肌の露出は避け、体にダニがついていないか確認してください。
マダニに刺された場合、日本紅斑熱やつつが虫病などの感染症にかかる危険性がありますので、発熱した場合は、最寄りの医療機関で受診しましょう。

特定外来生物であるアムールハリネズミ(マンシュウハリネズミ)は、生態系への影響だけではなく、リケッチア症など人に対し深刻な健康被害を引き起こす可能性があります。今後、アムールハリネズミを野外から取り除くとともに、人為的な拡散を防ぐ必要があります。
ハリネズミ類を野外で見つけても、持ち帰らないようにしましょう!