伊豆半島全域調査!魅惑の伊豆半島産ニホンイシガメ!

伊豆半島ニホンイシガメMauremys japonica.加藤英明HideakiKato.jpg
南伊豆町で捕獲されたニホンイシガメMauremys japonica

 ニホンイシガメは日本固有の種で、本州から四国、九州まで広く分布しています。しかし、その起源や分散の歴史は明らかになっていません。静岡県の伊豆半島には、ニホンイシガメが生息しています。一体、いつから伊豆半島に生息しているのでしょうか?

 今から2000万年前、伊豆は本州から数百km南に離れた場所にあった海底火山群でした。それらは、フィリピン海プレートの移動とともに北上し、60万年前に本州に衝突して現在の半島の形になりました。その後も噴火は繰り返され、山々が形成され、現在の形状になったのは今から20万年前と考えられています。

 そんな時代、日本にはヤベイシガメMauremys yabei、ニホンハナガメOcadia nipponica、ミヤタハコガメCuora miyataiとして記載されたイシガメ科のカメ類が生息していたと考えられています(千葉県20万年前の地層から産出)。これらは既に絶滅していますが、祖先種から分化したニホンイシガメが氷河期を日本列島のどこかで生き残り、今に至るのでしょう。いつ?どこで?その答えは明らかになってはいませんが、100万年前に伊豆で遺伝的分化したオカダトカゲのように、本州に衝突した南洋の火山島がニホンイシガメの起源である可能性もあります。

 現在、静岡大学加藤研究室では、ニホンイシガメの起源を探るため、伊豆半島全域のニホンイシガメの分布とDNA型の調査を行っています!


※伊豆半島では、罠を用いた違法な捕獲が確認されています(県知事の許可が必要です)。ニホンイシガメを見かけても、そっと見守ってあげましょう。また、遺伝子撹乱を引き起こすため、ペット個体が逃げて野外に入り込まないように、適切な管理をお願いします。
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