静岡県立大井川高等学校SPP2013

今年も栃山川で生き物調査!
昨年の活動では、約700匹の外来生物アメリカザリガニを取り除きました。
その後の環境の変化は…

静岡県立大井川高校SPP2013.jpg

なんと、メダカやヨシノボリなどの在来生物が増えていました!ウナギも確認!
また、外来生物アメリカザリガニの数は減少し、捕獲される個体は幼体ばかりでした。
大井川高校の活動によって、自然環境が改善されてきています!
しかし、外来生物ウシガエルのオタマジャクシが増えていました…。今までは、きっとアメリカザリガニに捕食されていて、個体数の増加が抑えられていたのでしょう。一部の外来種を取り除くと、他の外来種が増えることが明らかに!さらに今年は、外来生物ブラックバスの幼魚が確認されました。

外来種問題を解決するためには、調査研究を続けることが大切です!さらに啓発も!
大井川高校では、今後も継続して外来生物を取り除くとともに、環境の変化を記録します!

フィールド調査に引き続き…実験室で研究!


カメのDNAを比較しよう!
DNAって何?DNAから何がわかるの?
SPP活動の中で捕獲したカメ類から得られたDNAを比較すると…
ニホンイシガメとクサガメ、外来生物ミナミイシガメとアカミミガメの遺伝的類縁関係がわかります!さらに、雑種形成の問題や地域で守るべき遺伝子多様性についても学ぶことができます。

静岡県ではミナミイシガメとその雑種が確認されています。
アカミミガメがニホンイシガメやクサガメと雑種をつくらないのはなぜ?
ペットのニホンイシガメやクサガメが野外に逃げると大問題!なぜ?

静岡県立大井川高校SPP.カメのDNA.jpg

マイクロピペットの扱いは完璧!PCR産物をアガロースゲルのウェルにアプライ!電気泳動を行いUVトランスイルミネーターでDNA増幅断片を確認!(左4つはイシガメ2個体とクサガメ、アカミミガメ、右3つは比較に用いたアカイシサンショウウオ)。さらに配列が決定されたDNAを種間・種内で比較し、系統樹を作成してみると…
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